信じる力

大馬鹿者、夢叶える!

6年程声を失っていた経験から今の私が在るのですが、2018年頃、「ニューヨークで個展をやりたい!」そんな無謀な夢を持った時から、不思議と声が戻って来ました。個展の会場を探したり予算書を作成したり…知らない人が聞いたら素晴らしい話に思えるかも!?ですが、当時の私は地元の展示会ですら出展したこともなく、出し方?すら知りませんでした(笑)兎に角経験は0なのですが、根拠のない自信だけはあり、「まずはスポンサーを募ろう!」そう思ったのです。

2018年頃作ったニューヨーク個展の絵地図。

当時お金配りで有名になっていた実業家さんや、資産家のクリニックの医院長、芸能人の方などに自分の作品と、心からのお願いをしたためたお手紙を送りました。普通なら「上手くいくはずがない」と思う方が大半なのでしょうが、私はそこは「大馬鹿者!?」で「お金が入って来た時はどうしたら??」と真剣に考え、市がやってる「税務相談」に足を運ぶのです(笑)

日本文化のご紹介も兼ね、カフェコーナーも考えていました(笑)2千万の予算書。

一応…お伝えしておきますが「ニューヨーク個展、2千万」の予算書なので、それだけ受け取る予定で相談に行ってます(笑)まだまだ本調子ではない声を振り絞り事情をお話しすると、税理士の先生は真顔で「作品が見たい!」と仰りインスタで作品をマジマジとご覧になり「悪いことは言わないから、東京か海外に出なさい!」と。「それが難しいならせめて作品だけでも出した方がいい!」とアドバイスを下さいました。それから、2千万受領した時の手続きの流れや税金のお話しをキチンとして下さったのです。

氏神様である、大塩八幡宮の作品を主としています。

失礼ながら税理士の先生が何故私の作品の未来が分かるのか!?と不思議に思ったのですが、クライアントにアーティストさんを抱えていたら、大体の業界の流れはご存知でも不思議ではないです。

あの時、はやる気持ちを抑え切れず予算書を作ってご相談に伺ったのですが、作成時には若干手が震えたと思うし、予算配分も難しく、想像がつかないところがありました。

初めての自分の展示会は福岡で。お世話になってる制作事務所をお借りしました。2022年。

あれから7年の月日が流れ、まさかの「ニューヨーク個展」のお話を頂いたのですが、「夢は叶うのだな」と、そんな印象です。普段「光の写真家」として神様のお写真を撮らせて頂いているのもあり、当然常識的な部分は持ち合わせており、節制を意識したりもしています。だけど、アーティストはそれではダメで、新しい作品を生み出したり世界で活動していこうと思うと、やはりどこか「型破り」なとこがないと難しいのだと感じます。そこが私は「天然」というか「自然」に持ち合わせており、常識と非常識の狭間を行き来しながら活動しているのです(笑)

ニューヨーク、マンハッタンの会社にて個展開催予定。2026年。

来年開催予定のニューヨーク、マンハッタンでの個展は2千万のものではありませんが、いずれ開催するための予行であると感じています。それが証拠に当時記載に手が震えるほどだった「2千万」が今は平気になりました。もちろん、高額であることには変わりなく持ち合わせは全くないですが(笑)自分の気持ちが追いついて来たというか、「いずれやりたいな、やれるな」と素直にすんなり思えるようになったということだと思います。

今少しずつ「現代美術」の勉強をしていて大きなブースを手掛けてみたいという新たな夢も出来ました。

声が出なかった頃から現在まで変わらず私の根底にあるのは「自分を信じる」ことであり、この先も決して揺らぐことはないと思います。

いつも応援してくださる皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。これからも温かく見守って頂けたら嬉しいです。

※ニューヨーク個展の日時、会場は追々お知らせ致しますね!

来年の秋を予定しています。

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