奇跡の快復!
2013年夏頃から、ストレスにより「声」を失っていた私。
徐々に良くはなって来ていたものの、元氣だった頃の「普通の声」には
程遠い状態だった。
何とかしたい…とは思うものの、どうにもならない…
そんな中、SNSで仲良くなった福岡の友人に、思い切って逢いに行った。
喋れない、会話の出来ない私にとって、SNSは、人との交流を楽しめる
唯一の場所だった。
北陸の雪国福井に住んでて、まるで正反対とも言える気候の、九州福岡の友人達とは、
何故か氣が合った。
皆で楽しく会食をしていると、友人の一人が私に言った。
「美香ちん♪の撮る光の写真は、海外でも充分通じると思うから、日本じゃなくて
ニューヨークで個展やっちゃいなよ!」
「そーだ、そーだ!ゴーゴーニューヨーク!!(笑)」
皆の盛り上がりは最高調だった。
個展の「こ」の字もよく知らず、観光にすら行ったこともないし、自由の女神くらいしか
よく知らんのやけど!?(笑)
戸惑いながらも、「何かニューヨークに行けそうな氣がする」
これが、私とニューヨーク個展の出会いだった。
とりあえず、行ったことはないけど、会場を探そう!
いや、いや、どんな個展にするのか?イメージを、会場図を描かなければ!
親戚の叔母の友人、イラストの得意な元保育士さんを紹介してもらい、
ニューヨーク個展の会場図作りが始まった。
下絵は何とか出来たものの、それで全てが伝わる訳ではないから、
対面での打ち合わせでは、必死だった。
思う様に出ない声と格闘しながら、必死で想いをお伝えした。
そしたら、何と!そのことがキッカケとなり、声は段々元通りに!
ビックリな出来事だった。
だけど思ったのは、人間、やらざるを得ない状況に置かれると、
想像以上のパワーが出るのだ!
どうしても、会場図を作りたい!
必ず、ニューヨークで個展をやりたい!
その一念が私の心を強くし、奇跡をもたらしてくれた。
「喋れる様になったかも知れない…」
そう感じた、2018年の冬だった。
お陰様で会場図は、無事完成!
撮影場所が神社が多く、日本文化を色濃く感じられるということで、
お抹茶コーナー等も設置予定の素敵なものとなった。
この時点で、会場のあては全く無かったが、またまた奇跡が起こり
会場の目星がつくこととなる(笑)
人生って、本当に面白い、そして、エキサイティング!!
心からそう思う。